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CDEのバイスペシフィック抗体医薬品ガイドラインがもたらすもの
毛冬蕾·1月以前
医薬研発达人


編集長コメント (2022年5月23日発行、第23号に寄せて)

 

米国FDAのGuidance for Industry “Bispecific Antibody Development Programs” が通知されたのは、2021年5月25日のことであったが、そこからまだ1年にも満たない2022年4月11日に中国CDEから二重特異性モノクローナル抗体(バイスペシフィック抗体)の抗腫瘍薬に関する臨床開発技術ガイドライン(案)のパブコメが発布された。

 

なぜ中国でこれほど速やかにガイドライン(案)が発布されたかと言うと、バイスペシフィック抗体は、現在、中国企業で大ブームになっていて、中国の規制当局、産業界、医療機関にとってガイドラインの必要性が高まっているからと考えられる。

 

世界で最初に承認されたバイスペシフィック抗体はBlinatumomab (Blincyto) で、Amgenが2014年12月に米国FDAからフィラデルフィア染色体陰性の再発/難治性B細胞性急性リンパ性白血病(ALL)を適応として承認された。次いで、中外製薬創製の遺伝子組換えヒト化バイスペシフィック抗体Emicizumab (Hemlibra) が2017年11月に米国FDAからインヒビター保有の血友病Aを適応として承認された。そして、Janssenのamivantamab-vmjw (Rybrevant) が2021年5月に米国FDAからプラチナ製剤ベースの化学療法既治療の局所進行/転移EGFR exon 20変異陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)を適応として迅速承認された。

 

世界でこれまでに承認されているバイスペシフィック抗体は、欧米日が起源であり、中国創製品は無い。ところが、現在開発中のバイスペシフィック抗体となると、様相が異なる。

 

ClinicalTrials.govで、”Bispecific antibody” and “Industry” and “Recruiting or Not yet recruiting”の3条件にて、世界の国別のオープン試験数を調べると、2022年5月22日時点で、米国63試験、中国52試験、カナダ17試験、フランス16試験、ドイツ13試験、英国12試験、日本9試験と、かつてのPD-1/PD-L1やCAR-Tのように、米国と中国が突出しているのが分かる。

 

この中で、中国と日本について、もう少し詳しく中身を見ると、両国におけるバイスペシフィック抗体の企業治験の実施現況は、次のようになっている。

 

中国52試験()の内訳:

・中国企業:16社43本、欧米企業と中国企業の協働:1社2本、欧米企業:3社7本、日本企業は無し→計20社52本

・中国ローカル試験:16社40本(中国企業:15社39本、欧米企業:1社1本)、国際共同試験:4社12本(中国企業:1社4本、欧米企業と中国企業の協働:1社2本、欧米企業:2社6本<うち日中両国参加試験は2社4本>)→計20社52本

 

日本9試験()の内訳:

・欧米企業:4社9本、日本企業や中国企業は無し→計4社9本

・日本ローカル試験:1社2本、国際共同試験:4社7本<うち日中両国参加は2社4本>→計4社9本

 

このように、多くの中国企業がバイスペシフィック抗体を現在開発中である。治験ステージはPhase 1やPhase 2で占められているものの、中国企業16社のうち、国際共同試験実施中の1社を除くと、残り15社は中国ローカル試験しか実施していない。いくつかの中国企業は中国と米国を切り離して、別途米国で治験開始するなど、時代に即した戦略を取っているが、もし多くの中国企業で、今後も中国ローカル試験に大きく依存する状態が続くのであれば、将来の中国国外での承認が懸念される。

 

また、同様に、米国開発を先行させるオプションも存在するし、現時点でのClinicalTrials.govによる分析に過ぎないが、日中両国において、日本企業のバイスペシフィック抗体治験がひとつも見られなかったのは、大いに気になった。


高野 哲臣(Labcorp Development Japan)


文|毛 冬蕾(Mao,Donglei)


前号では、中国におけるBiotech企業とBiopharma企業を紹介したこれらの会社がどんな種類の創新薬を開発しているか興味を持っている読者は多いだろう。記者の調査によると、これらの企業の多くは抗体医薬品の研究開発に従事しており、そのうち、バイスペシフィック抗体(bispecific antibody)医薬品を開発している企業がとりわけ多い。バイスペシフィック抗体抗体分子が持つ2つの腕がそれぞれ異なった抗原を認識することにより、種々の治療への応用が期待できる新たな治療薬カテゴリーである。


腫瘍及び免疫疾患の新規治療薬の研究開発にフォーカスしているBiotech企業である和鉑医薬(Harbour BioMed)は、最近、同社が開発したCLDN18.2xCD3バイスペシフィック抗体(HBM7022)についてアストラゼネカ(AstraZeneca)社とグローバルライセンス契約を締結した。アストラゼネカ社は、HBM7022の研究、開発、登録、製造、及び商品化に関する独占的グローバルライセンスを取得し、同薬に関するその後のすべての費用を負担する。以前、和鉑医薬は、新規標的抗体医薬品の開発について再鼎医薬(Zai Lab)、東曜薬業(TOT Biopharm)、正大天晴(Chia Tai Tianqing Pharmaceutical)などの企業と協力していた。過去2年間で、バイスペシフィック抗体の研究開発プロジェクトは中国で徐々に増加し、PD-1モノクローナル抗体の人気分野に続く新しい分野になっている。一方、バイスペシフィック抗体については、中国のバイオテクノロジー会社と外国の製薬企業の間でますます多くの提携が行われている。Chinese Antibody Society及びPharmaDJの統計データを参照)。


バイスペシフィック抗体は、中国のみならず世界中で注目されている


『医薬魔方』メディアの統計によると、世界中で1,000以上のバイスペシフィック抗体構造が開示されており、571を超えるバイスペシフィック抗体は前臨床及び臨床研究の段階にある。ロシュ社のエミシズマブ(Emicizumab)が2018年に中国で最初のバイスペシフィック抗体として承認されて以来、


百済神州(BeiGene)、康方生物(Akeso, Inc)、康寧傑瑞(Alphamab Oncology)、信達(Innovent Bio)、復宏漢霖Shanghai Henlius Biotechなどの企業が相次いでこの分野に登場してきた。


中国は国際的なトレンドに密接に追随しており、トップ企業の研究開発の進捗度は非常に高い。全世界で第III相臨床試験/製販承認申請(NDA)段階にあるバイスペシフィック抗体は11あり、その中で中国で研究開発されたものは4つある。そのうち、康方生物は、カドニリマブ(Cardonelli、AK104、PD-1とCTLA-4を標的として、NDA申請済)とAK112(PD-1とVEGFを標的)の2つを持ち、残りの2つは、康寧傑瑞のKN046(PD-L1とCTLA-4を標的)と恒瑞医薬のSHR-1701(PD-L1とTGFβRⅡを標的)である。


3月18日、复宏漢霖は、PD-L1/TI......

文章关键字: CDE バイスペシフィック抗体医薬品 和鉑医薬

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